「なでしこ力、次へ」なでしこジャパン佐々木則夫氏の著書

ロンドンオリンピック前、女子ワールドカップドイツ大会で優勝した後に、佐々木則夫監督が書かれた本を読みました。

メモをいくつかご紹介します。

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「教えすぎ」が問題になっている。

 今、サッカー会では指導者の「教えすぎ」が問題になっている。自分の蓄えた知識を必死になって選手の頭に詰め込もうとする指導者が後を絶たない。でも、本当の指導者とは、「サッカーのやり方」を教える人ではない。「サッカーをやる」選手を後押しする人なのだ。

 サッカーは、指導者から「教えられる」「育てられる」のではなく、自ら工夫して「学ぶ」「育つ」もの。そう考えると、小沼先生(帝京高校監督)は、時代を先取りしていた指導者だとも言える。

 

佐々木監督が、帝京高校時代の小沼監督の指導方法が今のなでしこのマネジメントの原点になっているのではないだろうか。

僕もサッカーを高校時代していて、福島東高校の原監督には、マネジメントを教えられた。とにかく、練習中に考えさせる指導方法だった。プレイを止めて、選手の意見を聞く、意識を確認するという指導だった。この発言するときに間違っていたらというプレッシャーに負けて、何も発っすることができないこともあったが、意見が言えないときが一番良くないと指導された。今の僕のマネジメント理論の原点にもなっていると思う。

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直江兼続公の文献を定期的に読んでいます。

上杉家執政の直江兼続公の文献を定期的に読んでいます。

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今回は、小和田哲男著の「名参謀・直江兼続 秀吉・家康がその才覚に恐れを抱いた男」です。

関ヶ原の戦いのきっかけともなった徳川家康に送った有名な書状「直江状」の全文が書かれている。

兼続公が生きた戦国時代とはどういう時代だったのかを説明しながら、その中で兼続公はどのように生き抜いたのかが書かれている。

 

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(本)宮本式・ワンランク上のサッカー観戦術 宮本恒靖著

元サッカー日本代表キャプテン宮本恒靖さんが2012年6月に出版した本「宮本式・ワンランク上のサッカー観戦術」を読みました。

 

サッカー観戦する際に、ここを観ると面白い!通である!ということが書かれています。

 

第1章 「良い選手」を観る技術

第2章 ピッチを観る技術

第3章 代表チームを観る技術

第4章 セットプレーを観る技術

第5章 Q&A 20本のパス交換

おわりに

 

という内容です。

 

第1章の「良い選手」を観る技術では、「ボールを持たない88分間の動きに注目する」から始まっている。試合90分のうち、選手がボールを触っている時間は2分前後と言われているという。その残りの88分「ボールのない動き(オフザボールの動き)」に本当の価値が質が出るとのこと。

香川選手は、ボールを持っていないときにどの位置にいるか?長友選手は、どのタイミングで走りだしているのか?など。 “(本)宮本式・ワンランク上のサッカー観戦術 宮本恒靖著” の続きを読む

秋保の「主婦の店さいち」に行ってきました。

おはぎで有名な宮城県仙台市の秋保温泉にある「主婦の店さいち」に先日行ってきました。

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最近メディアでとりあげられたり、社長が本を出版したことによりだんだんと有名になってきました。

9時開店15分前に到着したのですが、すでにお客さんが来ていましたね。

開店して真っ先に「おはぎ」が販売されている場所へ。

「おはぎコーナーはこちらです」と店員さんが大きな朝らしい爽やかな声で誘導していました。

 

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甘さがなんとも言えない丁度良さ。美味しいですね。食べてすぐ「うまい!」と言いました。

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(本)農で起業する! 杉山経昌

 

著者の杉山経昌(すぎやまつねまさ)さんは、バリバリの外資系サラリーマンから専業農家になった方です。サラリーマン時代のビジネス経験を十分に生かした専業農家。

読書メモです。

 

危機管理費

これならいけると自信を持ってお百姓さんになるための予算を組んだのだ。予算は農地の購入費、二年分の生活費、一年分の農業経費、農機具の購入費、予備費、危機管理費と六つの予算を組んだ。

危機管理費を組むところが外資系でマネジメントしていたゆえんじゃないかと思うのだが、日本の会社は危機管理費みたいな予算は組まない。。政府でも危機管理という言葉を言い出したのはつい最近のことで、10何年か前にはそんなことは言わなかった。

危機管理とは何かというと、私は百姓のことはまだよくわからないわけで、ハウスを持っていて台風がやって来てある日突然潰れるかもしれない。それで人生終わりになるかもしれない。それでは困るので、予測にないことが起こっても、なにクソーっと起き上がってきてまた走り出さなきゃならない。そのためにはちょっぴり資金がいるだろう。というようなことで予算に組んだのだ。

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