ホームページは完成してからがスタート

企業はもちろん個人で活動されている方がホームページを持っていることが当たり前の時代になってきました。私がITの世界に入って10年を超えましたが、入った当初から持っているのが当たり前の時代になりつつありました。

ホームページを完成させるというのは、なかなか大変な作業です。制作会社との打ち合わせ、方向性、を決め、料金が決まり、一緒に作っていきます。場合によっては半年から1年かかることもあるでしょう(早い場合は1ヵ月で完成することもありますが)。

制作を開始するときに決めていたものが終われば完成ということになると思いますが、ここでホームページが「完成」するということは無いでしょう。というのも、ホームページは完成してからがスタートで成長させていかなければなりません。

最初に書いたとおり、ホームページは持っているのは「当たり前」の時代になっており、完成したときに、インターネットという世界に繋がる世界に自分のホームページを投入することになり、競合がたっぷりたくさんいる世界に入ったことになります。

10年前にはスマホ対応のホームページというのはまだほぼありませんでした。いまはレスポンシブデザインというスマホで見やすい形が出てきいるし、当時はYahoo!検索のシェアが多かったのが、現在はGoogle検索の方が多くなりました。Googleに合わせたSEO対策が必要ですし、Googleが提供しているサービスに合わせた形にしていく必要があります。

ネットで見るツールというのも増えました。Googleで検索するだけでなく、TwitterやInstagramで調べる人も増え、Facebookでつながる人も増えました。調べるツールの分散化が生まれています。そのなかで、作ったホームページを見てもらうためには?というのを、日々、時代に合わせて対応していかなければなりません。

ホームページを持っている、もしくは、これから作る、という方々に伝えたいのは、「作る」のみを考えるのではなく、作ってから一緒に成長させてくれる人を確保してくださいということです。(ちなみに私は「作る」のみの仕事は基本的にしていません。「作る」「成長させる」というのがセットです。先にIT化をさせるという話から行います。)

作る制作会社と成長させるコンサルティング会社やサポート会社は別で構いません。順番としては、後者の「成長させる」会社や人を先に確保した方が大事だと思います。その方々は「作る」ことも提案できる人が多いです。

社内に詳しい人間がいる、というのも強みでしょう。ただ、IT広報専門での業務ではなく、通常業務を行っている人がITが強いでは、専門性が乏しいでしょう。ネットで「成長させる」を専門にやっている人は、日頃からそのことを考えており、他社の成功も失敗もデータとして蓄積されています。

地方の中小企業だけでなく、個人事業主でIT部門の「成長させる」を一緒にしてくれる人が必ずいるという社会になっていってもらいたい、しなければならないと思います。

齋藤慎也 / 齋藤事務所代表
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信夫山「烏ヶ崎展望デッキ」より

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