11年

本日、東日本大震災から11年になりました。毎年、この日は、あの日にあの時間、なにをしていたか考える日になります。いろんな想いがめぐる1日です。

当時、私は東京の会社で働いており、その日は月に1度の茨城県出張でした。午前中にクライアントとのミーティングを終え、午後からもう1件ミーティングに行く途中、茨城県取手市の取手駅にあるスターバックスでお昼ご飯をしながらモバイルパソコンで仕事をしていました。

地震により常磐線は止まり、東京に戻れなくなったため、近くの取手第一高校に避難しました。体育館で朝をむかえるまで、高校の先生方や市役所の方々など、毛布や食事を提供していただいたこと、決して忘れません。

ストーブの周りは高齢者や女性、高校生を優先的に利用してもらおう、としている光景も目に焼き付いています。誰かがこうしようと言ったわけではありません。自然とそういった空気になっていることに感動しました。

あれから11年。11年前の5月に福島に戻ってきて、いまもこうやって福島県でお仕事させていただきながら、生活できていることに感謝し、自分にできる最大限のことを考え、動いていきたいと思います。

齋藤慎也

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