震災から5年の翌日。

昨日、震災から5年。ブログを書こう書こうと、なんどもこの体勢になったのですが、書き始めることができませんでした。

何を書けば良いのか、いや、何を書いて良いのか、何かを書いて良いのか、考えているなか、ツイッターや購読しているサイトで震災から5年の想いが書かれている内容がたくさん流れてきました。そして、ますます、自分は何を書けば良いのか、進まなくなってしまい、翌日の今日の夜になっています。

今週に入ってから、全国ニュースでも震災について多く放送されるようになり、10日・11日は特集される時間帯が多かったですね。私は5年目の日、14:46に黙祷し、震災から5年を想いながら、日常の生活を送ろうと思っていました。

夕方から東京でお世話になっていた方が福島にいらしてくれてミーティングをし、会津の郷土料理店へ、食事と福島の日本酒を味わいました。昨日は金曜日(震災のときも金曜日でしたね)、仕事帰りの方々でお店のなかが一杯になりました。私達のまわりでは笑い声、大きな声、真剣になにかを議論している声、いろんな「日常」のひとつもここにはありました。

私個人の話にはなりますが、東京時代にお世話になった方が震災から5年の日に福島に足を運んでくださって、福島のお酒を飲みながら、東京のこと、福島のこと、お互いの今、考え、これからのこと、ビジネスの話ができることが大変嬉しく思いました。「また福島来るよ」というひとことがとても嬉しかったです。

メディアでは、なかなか出てこない、こういった空気も福島にもあるということを書ければと思ったのですが、「書いて良いのか」という思いが大きくなってしまって、昨日はどうしても書くことができませんでした。しかし、震災から5年ということに「書かない」というのは自分の中でどうしても違うと思い、翌日の今、書くことにしました。

今日から震災6年目に入りました。今朝のNHKを観ていたら、「風化」をテーマに議論がされていました。時間が経つことでどうしても避けることができない「風化」。福島の「日常」を伝えていくことで、「また福島来るよ」というひとことを、また聞きたい。