【いわきFC】2018年天皇杯福島県代表決定戦決勝・福島ユナイテッド戦を観戦してきました。

昨日5月13日(日)、福島市のとうほう・みんなのスタジアムで行なわれた天皇杯サッカー福島県代表決定戦決勝、いわきFC vs 福島ユナイテッドを観戦してきました。

3年連続同カードの決勝戦。私も3年前の会津若松、去年のとうほう・みんなのスタジアム、そして今年と、3年連続のこの同カード決勝の観戦となりました。

結果は2-1でいわきFCが昨年に続き優勝!2連覇となりました。今年も天皇杯の全国大会出場を決めました。両チーム、気持ちの入った試合でナイスゲームでした。

いわきFCの先制点は前半3分。最高の時間帯でした。左サイド熊川選手のスピード、こぼれ球にすぐ反応したポジショニングの小野瀬選手、前線で複数人の攻撃があっての得点だったと思います。右サイドの金選手もゴール前に入り込んでいましたね。早い時間帯からどんどん前に走っていたのがよく分かります。

先制点を取ったこともあり、前半はいわきFCのペース。福島ユナイテッドの前線へのくさび、密集させるボール、など、身体をはってボールが入る前に奪う、身体を寄せて複数人で奪う、チェックするときの出足がユナイテッドより早かったと思います。

ユナイテッドの縦のボールはスペースにフィードされるけど、しっかりとカバーしていたし、走り込んでいる選手がいないケースもあり、前線でのプレッシャーから縦にフィードさせる形の守備がきいていて、安心してみることができました。

ピンチだったのが、ユナイテッド田村選手の個人技でスピードにのったドリブルで突破されたとき、複数人で囲んでいるけど、スピードに乗って前を向いているので、なかなか踏み込めない、という感じでゴール前まで運ばれるケースがありました。センターサークルから前を向いてスピードに乗ったドリブルからシュートまで持っていく力はすごい。シュートがゴール枠に右に外れたのは、最後までディフェンスがついていき、ゴールキーパー坂田選手のポジショニングとプレッシャーがあったことではないかと思います。

前半41分、先制点と同じく左サイドから。熊川選手へのディフェンスラインからの正確なフィード。トラップからグンと前に出てシュート、そしてキーパーがはじいたボールに詰める走力、最高の得点と最高の時間帯でした。

前半は2-0で折り返し。サッカーの怖い点差である2-0。勝っていても全く安心のできない点差。ハーフタイムのインタビューで田村監督も前半の2点差の怖さを話していました。1点返されると1点差になる。2点差から1点差になる怖さ。ってありますよね。

後半の早い時間帯にペナルティエリアでファールをし、ユナイテッドがPK獲得。ユナイテッドの田村選手のスピード、前にいく走力がファールにつながりました。PKを決められて1点差。いやな流れになりました。

ここからユナイテッドが押し込みます。でも、シュートの前でストップする、弾き返す、身体をはる、というのが、いわきFCは継続。流れの中で点数を奪われることはありませんでした。「安心して」とまでは言えないかもしれませんが、ゴールを奪われるということは、あの時間帯はほとんど感じていませんでした。

応援の雰囲気も、攻め込まれているけど、奪われないだろう、という感覚にさせてくれました。応援スタンドで試合中にずっと立って声を出している皆さん、ここに私はいたわけですが、後ろを向くと、試合前に配られた旗を振っている人がたくさん。一体感を感じた光景でした。この空気を感じて感動する場面が何度も。。。

また、どうしても応援の人数が増えてくると、相手選手や審判に対して厳しい言葉を発してしまう人が出てきてしまうのですが、そういった際に、サポーターの中から、「落ち着きましょう」「やめましょう」「言うな!言うな!声に変えろ!」という言葉があって、良い空気をみんなで作ろうとしている場面が何度もありました。この瞬間も感動しました。サッカーをやっていた私として思うのは、言葉を相手や審判に投げかけたとしても判定が変わるということはほとんどなく、逆に自分がカードをもらう形になります。なぜそうなったか?を考えて修正する、というのは、フィールドもスタンドも同じではないかと思います。

(追記)
kita.さんもこの件についてブログに書かれていますので、ぜひこちらも読んでもらいたいです。
http://blog.livedoor.jp/keithrising/archives/23944823.html

そういった修正も応援スタンドでも行なわれ、試合終了まで残り10分くらいから、いわきFCの応援スタンドは応援の声が止まることはありませんでした。自宅に帰ってきてから録画した中継をみたら、スタンドに響いていましたね。私もこの声のなかの一人だったんだなと。

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間に、リーグ戦などで顔を合わせている皆さん、初めてお会いする皆さん、と勝利を喜びました。しびれる両チーム気持ちの入った、走り続けた、ナイスゲームでした。あの試合会場にいたことが本当に楽しく嬉しかった。後半の15時くらいからの雨予報だったのが、ほとんど降らず、試合終了後の表彰式から雨が強くなってきたのも、福島の天気が両チームを応援しているようでした。

いわきFCが2年連続で福島県優勝、全国大会出場です。今年も県外のチーム、1回戦は宮城県代表のJFLのソニー仙台、勝てば2回戦はJ1の川崎フロンターレ、となっています。まず、今週末19日の東北社会人リーグの試合、そして、26日の天皇杯1回戦ソニー仙台戦、しっかりと1つ1つ勝ち、応援する私も1つ1つ、と応援したいと思います。今週、来週の試合、1つ1つ楽しみです。

いわきFCのみなさん、優勝おめでとうございます!!

 

 

 

 

2018年シーズンの観戦ブログをまとめたページです。

いわきFC 2018年シーズン観戦記

 

 

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