福島県の学生達よ書物を読もう!!

先日、福島民報に本を1ヶ月に1冊も読まない高校生が半数を越えたという内容が掲載されていた。

https://www.minpo.jp/news/detail/2015032721789

小学生が1.6%なのに、学年が上がるにつれて読書しない率が上がっていくこととなり、読書離れが進んでいる。電車で移動することが多く、高校生が乗る時間にも私も乗るが、まわりの約15名から20名くらいが全員スマホの画面を見ていた。4グループくらいでいたのに、各人がスマホを見ていた。なにか部活や授業のことを議論しているならまだ良いのだが、会話もなくスマホの画面を静かに見ていた。

福島県の学生達よ書物を読もう!読めば知識が増え、生きる知恵も増えるのは間違いない。

そして、本を読む環境をつくるのは私達大人の役割。私は独身なので、分からないが自宅で書物を読んでいる親は全体の何割いるのだろうか。子どもはリビングで勉強した方がはかどるという記事をみかけたことがある。リビングで大人が書物を読んでいるだけで、子どもと書物の距離が近くなると考えている。

20年ほどまえ、私が高校生だった頃から比べて書物以外の個で楽しめるものが増えた。一番大きい存在はスマホだろう。便利になったのは良いが、高校生でもスマホを持つようになった今、書物と距離が生まれた原因はスマホであることは誰が考えても納得いくだろう。

ちなみに、私はITの仕事をしていて、スマホで仕事をさばいたりニュースを見たりITの情報収集をしているわけだが、書物を1ヶ月に1冊も読まなかった月があったのを思い出すことはできない。週に1冊から2冊は最低読んでおり、多いときには週に10冊のペースだ。1ヶ月にすると少なくても4冊から10冊くらいだろうか。読むスピードは速くなく、書物を読む時間を考えるとそのくらいのペース。本を読むようになって明らかに自分の知識は増えた。まだまだ知識は増やしたい。そのためには私に書物は必須である。

電車の中で書物を読む大人もだいぶ減った。寝ていたり、ぼーっとしていたり、スマホでゲームをしていたり、という同年代もよく見かける。その人達を横に私は書物を読んでいるときに思うことは、彼らがそのように使っている時間に私は知識を入れてやる!そんなハングリー精神が生まれる。時間はどんなに忙しい人でも1日24時間しかない。1日のどのくらいを書物に使うことができるか。それぞれそんなに時間があるわけじゃないだろう。そこで差がでると思っている。

1ヶ月に1冊読まない学生が半数いるという状態は、まわりの大人達がつくった環境が原因であるとも言えるだろう。

 

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斎藤慎也
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ニートの経験と本

自伝書などの本を出版しているわけじゃないので同級生とかしか知らないが僕はニート経験者である。25歳くらいのときかな。

期間にして約半年くらい。社会人で一人暮ししていたのが実家に帰って引きこもりに。当時は精神的にドン底だったのは間違いなく。あんなに社会に必要とされていない時期は無かっただろう。

その期間にしていたことと言えば、ひたすら読書をしたこと。地元の図書館で目についたものはひたすら借りた。決まっているのは返却の日だけであり、自分にはかなり時間があったわけで借りるだけ借りた。ブックオフにもかなり行った。100円コーナーによく来る私を見て店員はどう思っていたのだろうか。

当時の本との出会いがいまの自分を作り上げたのは間違いない。あの時代に読んだ本の作家が今も好きだったりする。逆にそのときに自分には必要だった人の本が今は違ったりする。時間の使い方、歴史について学んだのもあの時のものが大きい。

どんな本を読んだのか詳しく思い出すのは難しい。かなり読んだため書き出したら凄い量になりそうだ。本の数は先日実家で久しぶりに本を整理して、気に入っている本を200冊くらい残し、他は処分、300冊くらいあった。これをニート時代から2,3回しているので当時だけだと500冊近く読んだと思う。図書館も利用していたのでもっとあるかな。

図書館、ブックオフの存在はありがたかったけど、書いている人のことを考えると辛い気持ちだった。
単行本は約1300円、文庫本は約700円のものを100円で買ったわけで古本ということは世の中に出回った数は変わらないことになる。作家には印税が入らない。地元に雇用が生まれるかもしれないが作家にはお金が回らないと思うと辛かった。。。

ビジネス書を読んでいると本は新品で定価で買うことをすすめる人が多い。1300円前後で活躍している人の本を読めるのはとても安いし、購入したお金は将来必ず返ってくると伝えている。ただ、当時の私にはそれが出来ず悔しかった。そして必ず定価で買えるようになってやると思ったものである。

今は定価で買う。月に何十冊も買えるわけではないけど、買えるようになったことに喜びを感じるし、定価で買うと回収しようとする気合が違う。ニート時代と違う気合がある。

回収はまだまだこれから!