なでしこジャパン、ワールドカップ2015カナダ大会の初戦スイス戦に勝利。

なでしこジャパンが初戦勝利した。私はNHK-BS1で観戦、後半はヒアヒアしつつも点を取られないだろうという安心感もあり、そして勝ち切ったなでしこは強かった。

先日ブログに書いた、ディフェンス4枚の予想スタメンは半分外れた。右を有吉でスタートするとは意外だったが、見事に当たる。攻守に光っていた。右サイドは中盤に大野、後ろに有吉、とにかく走る2人だった。なでしこ陣地まで押し込まれるケースは何度かあったものの、シュートレンジまでにさせることはほとんどなかった。

左サイドは鮫島を予想していたが、宇津木がスタメンだった。右サイドのようにサイドラインをかけあがっていってクロスボールを送るようなケースは見られなかったが、中盤でのボールまわしにからんだり、相手選手へのプレッシャーを積極的に早くし、おさえていた。でも、どちらかというと、こちらサイドからクロスボールをあげられる場面が右より多かったかもしれない。相手のゴールラインまでかけあがってクロスボールをあげるような戦術は鮫島の方が足が早く、ドリブルからのクロスの組み合わせは得意だろう。

PKを奪った、身体をはった安藤は今日骨折していることが発表され、手術が必要とのこと。ぶつかった場面を見ていたが、上半身から右側にキーパーが接触しているように見えたから、左足首と聞いたときにひねったかもしれないと感じた。まだ詳しくは公表されていない。

安藤のプレイはなでしこに1点、そして大きな初戦勝利を生み出した。大きな存在はチームに大きな勝利と大きな絆をつくったのではないだろうか。次の試合、カメルーン戦も楽しみだ。

 

明日、なでしこジャパンの戦いが始まる。YouTubeで選手のインタビューを公開中。

昨日、サッカー女子W杯2015カナダ大会が開幕した。日本代表、なでしこジャパンは日本時間の明日9日11時に初戦スイス戦がキックオフされる。

先日行われた親善試合でイタリアと対戦したときにもブログで書いたが、パスをまわす、走る、の連動性のレベルアップを感じる時間帯がとてもあって感動した。4年前のドイツ大会に比べて、明らかに全体的にレベルアップしている。ディフェンスラインと中盤を見ると、当時24歳前後だった選手達が4年経ち、28歳前後になり技術アップだけでなく経験を重ねている。たぶんディフェンスライン4枚のスタートは前回大会と同じ、右から近賀、岩清水、熊谷、鮫島になる可能性が高いだろう。熊谷選手は前回大会20歳だったので、今回24歳。安定感は前回より更にアップし、楽しみなのは最終ラインでボールをまわすビルドアップの際のフィードボールの正確さと速さだ。ここから配給されるボールが正確で速いので、攻撃へのシフトをぐんと作ることができる。

W杯に向けて、日本サッカー協会はYouTube公式チャンネルでなでしこジャパンの一人一人のインタビューを公開している。ピッチでは観ることができない、一人一人の考えなどを聞く事ができるようになっている。

個人的に、鮫島選手を応援している。高校卒業後に所属した東京電力マリーゼは福島県のJヴィレッジを拠点にしたチームだった。プロ契約でなかったため、東京電力福島第一原発で事務員として働きながらサッカーをしていた。東日本大震災のときもマリーゼ所属だったが、その後活動自粛となってアメリカに渡っている。
前回大会での東北、福島への想いを話してくれたことは忘れていない。

鮫島選手の雰囲気が出ているインタビュー。明るく楽しい感じ。日本の文化がなでしこを作っているという深い内容もあった。