移動先の駅前を散歩することで残してきたもの、これからのこと、が見える。

昨日と今日と、移動先の駅で次の電車まで時間があって、少し駅前を散歩してみました。昨日は二本松駅、今日は伊達駅です。

車社会の福島県ですが、駅前というのは人がいるもの。車だとすーっと通り過ぎてしまうけど、駅というのは、歩いて人が向かう場所です。その駅は歴史のある場所がほとんどでしょう。

ちなみに二本松駅は明治20年開業。伊達駅は明治28年開業です。

駅舎は時代時代に姿を変えてきていますが、そこから旅立つ人、これからここで生活する人、買物に行く人、学校や仕事に行く人。たくさんの人が駅の改札で切符やSuicaで入って出てをしてきました。

駅に歴史あり、そして駅前にも歴史ありです。

時間があれば駅前を歩いて、歴史と今を感じるようにしています。発見が0で終わることはありません。

今日は伊達駅でこのようなものを発見しました。

平成八年に当時の伊達町長・富田健一郎氏の言葉が書かれていました。素敵な文章でした。今も昔も伊達駅はこういうところです、と今に伝えています。

十年後の平成十八年に伊達町は、梁川町、保原町、霊山町、月館町と合併し伊達市となります。当時の伊達町長のこういった言葉を駅前に残していることが、地域の方々が残してきたという歴史が分かります。私はこの「残す」という判断ができる地域は今後面白いと考えています。

合併した伊達市は今度の日曜日21日に伊達市長選挙が告示されます。立候補者が六人となりそうです。全員の訴えが伊達市民にしっかりと伝わるように情報提供をしてもらいたいと思います。上にも書いた「残す」という言葉について、どなたか伝えるかどうか。確認していきたいと思います。