駅に歴史あり(会津坂下駅)

私は駅が好きだ。車で旅行したときも、旅行先の駅の駐車場に車を停めて、駅の中に入り駅舎の外観から中にあるポスターやチラシ、観光パンフレットなどに目を通す。駅はその地域の情報を一気に仕入れることができる場所であり、人が集まる場所でもある。

その中でも駅は地域の歴史を伝える場所でもある。上の写真は、昨日、会津坂下駅で撮影した駅名由来の看板。会津と越後を結ぶ越後街道で、塩や海産物を運ぶ「塩の道」としてたいへん重要な道だったこと。慶弔16年の大地震で以前あった道が通行不能となり、その後、会津坂下町周辺が宿場町として栄えたという。

会津坂下駅は大正15年(1926)に開業している。こういった情報はインターネットでも確認することができるが、実際に駅に足を運び、自分の目で見て、設置されている看板を見ることで、感じ方も違うだろう。会津と越後の歴史が大好きな私には、たまらない案内板である。

地域の電車は、本数が減り、廃線になるところもある時代になっている。廃線になると、駅を残す、というのも大変なことかと思うが、本数が減るという路線は駅は残るケースは多い。駅に歴史の情報を掲載、読みやすく修正したり、新しくしたり、というのはどんどんしていってほしいと駅ファンの一人として思う。

人口が減り、駅を利用する人が減ってるが、駅の可能性というのは、まだまだあると考えている。車社会となって、自由に通りたい道を通って行く形とは違い、電車を利用している人は駅を必ず通る、駅で電車を待つ、というのは必ずあること。ここの可能性、地方駅もまだまだあるのではないだろうか。

先日、いわきFCの全社東北予選で訪れた山形県鶴岡市の鶴岡駅もなかなか面白かったなぁ。地方駅の中では結構大きな駅舎や駅前だったけど。

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