昨日、夕方に行われた中国対韓国戦で中国が１−０で勝利したため、なでしこジャパンのリオオリンピックの出場が出来なくなった。
この中国対韓国戦をテレビで観た。数字は１−０だったが、中国の方が試合を圧倒していたと思う。韓国はボールを持たせてもらえるけど、シュートまでいかない。打ったとしてもペナルティエリア外からのシュートが多かった。中国の守備力の高さと試合運びの上手さが出ていた試合だった。日本は中国に敗れ、韓国に引き分けたという結果を考えると、いまの力が分かる結果だったのではないだろうか。
なでしこのベトナム戦は、オリンピック出場が出来なくなったことが確定している中で行う試合で、モチベーションが難しかったと思う。相手のベトナムも出場が出来なくなったことは同じで、両チームともにモチベーションが難しかったのではないでしょうか。実際に気持ちが乗っていない選手をなでしこの中でも数名いたように感じた。
残念だったのが、オリンピック出場がならなかったということで、魅せるゲームを試合前に期待していたのだが、魅せるゲームに肝心な宮間選手がスタメンから外れたことだった。モチベーションが難しいと思うので仕方ないのだが、少し残念だった。
結果はゴールラッシュでゴールを魅せることができたと思うが、個人的には中盤でボールを下げる場面が多く、もっと前を向いてゲームを進めてほしかった。縦に入れて横に出す。そして縦に入れる。ボールを持った選手が前への意識が少なかったように感じた。やり直すという形では良いことなのだが、まだやり直さなくても良いんじゃないかな、と思った場面でも下げていたので物足りなかった。
一夜明けて、佐々木監督の退任や宮間選手や同年代の代表引退のニュースが流れてきている。W杯まで３年、オリンピックまで４年という年月を考えると、そういう判断も出てくるんだろうなと思って見ている。寂しくなるが、世代交代の時期なんだろうね。