特別展「半田銀山と五代友厚の足跡」を観てきました。

 

五代様(ごだいさま)。現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚氏のこと。
福島県出身のディーン・フジオカさんが演じています。

そんな関係もあり、五代友厚氏はどんなことをした人だったのかを調べて見ると、その中に「半田銀山の経営」というところがありました。半田銀山は福島県伊達郡桑折町の半田地区にある銀山で戦国時代1598年頃に上杉氏が本格的に操業していたということは知っていました。

その後、江戸時代には幕府直山となり、佐渡銀山・生野銀山とともに日本三大銀山に。

幕末には資源枯渇を理由に閉山していたのですが、明治に入ってから五代友厚氏が最新の技術を使い復活させました。明治9年には明治天皇が御臨幸されています。

昨日、5日から旧伊達郡役所で『特別展「半田銀山と五代友厚の足跡」』が開催されることを知り、早速観てきました。当時の資料や道具、また半田銀山と商売をしていて地元の商店の人々が残していた五代友厚氏の肖像画などがありました。とても男前でした。

旧伊達郡役所

 

この特別展で現在も遺跡が残っていることを知りました。そのまま早速行ってみました。キレイに保存されています。

半田銀山遺跡

半田銀山遺跡・女郎橋

 

明治天皇行幸記念碑

明治天皇行幸記念碑

 

五代友厚氏と娘婿で友厚氏の跡を継ぎ銀山の経営をした五代龍作氏を祀る五代神社。中を見るとお二人の名前がありました。

五代神社

 

遺跡、明治天皇行幸記念碑、五代神社、銀山で亡くなった方々のお墓など、この場所がとてもキレイでした。地元の方々、桑折町が大事にしなければという意思が直接聞かなくても伝わってくる姿で残っていました。

NHKの朝の連ドラがこんな近い場所で繋がるとは思いませんでした。福島県の郷土史は学ぶことが本当に多い。半田銀山は産出量日本一の銀山だったのです。郷土史を誇りに思い、学び、これからの福島県に生かしていきたいです。

特別展は5月8日まで開催されています。ご興味ある方はぜひ桑折町の旧伊達郡役所へ。(※建物の中、暖房が効いてませんでしたので暖かい服装をオススメします。2016/1/5現在)

特別展「半田銀山と五代友厚の足跡」