キリンチャレンジカップ2015 日本対ウズベキスタン戦を観て。

いま前半が終わり、ハーフタイム中に書いている。

前半にコーナーキックからボランチの青山が素晴らしいミドルシュートを決めた。あの距離からのボレーシュートはそんなに見ることがない。思い切り右足を振り抜くシュートではなく、コンパクトにしっかりボールを見てパンチ力のあるシュートはキーパーから逃げるようにカーブしゴール右隅に吸い込まれた。あそこからダイレクトで蹴るという判断は前半の試合内容から見えたような気がする。

ボールを中盤でサイドで時間を貯めるという時間はほとんどなく、ディフェンスラインからどんどんダイレクトツータッチで前線の岡崎や本田に当てていく。岡崎は最初からどんどん相手ディフェンスラインの裏へ抜け出す動きをしていた。とにかく全員がボールを離すのが早い。しかも離すときに蹴る距離が今までの日本代表にはない距離だ。逆にボールを持つ時間が長かったり、パスの距離が短かったりしたら、目立つような感じ。ハリルホジッチ監督の目指すサッカーがとにかく「早い」だ。

後半はメンバーが変わってくるだろう。宇佐美は出場するだろうか。ぜひ観たい。さて、後半が終わったら、また続きを書こう。

 

後半終わったので、引き続き。

ハーフタイムに書いた宇佐美が後半途中から出場し、1ゴールという結果を出した。後半出場して最初のボールタッチで宇佐美らしい独特のリズムのトラップ、ドリブル、クロスとリラックスした流れだった。これはゴールにはならなかったが、このプレイはウズベキスタンにとっては脅威に思っただろう。ゴールにつながったシュートも相手ディフェンダーの間にあえて向かっていくドリブルから振り切って精度の高いシュートでゴールにした。宇佐美にとっては得意な流れだっただろう。

前半にかなり走っていてプレスが前からかかっていたが、後半は少し運動量が落ちたため中盤に少しスペースが空くようになった。ウズベキスタンも個々の能力は高く、プレスのしづらいタイミングのボールの持ち方をしている選手が数人いた。ボランチに水本を入れて、危険なエリアはDFラインと挟んでボールをうばい意識が見受けられた。水本は所属チームで最終ラインなので、大丈夫だろうか?と思ったけど、かなり効いていたと思う。ディフェンス力の高いボランチは今の日本代表にはそれほど多くない。最終ラインとボランチができる選手がいることはかなり強みになるだろう。

たくさん走る、速い、ゴールに向かう姿勢、観ていて楽しいサッカーだった。

 

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斎藤慎也
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