梁川町の北足駄木林道の桜並木は、祖父が植樹した桜。

「梁川町で桜のキレイなところあるかな?」、これを母に聞かなければ分からなかった。

母の答えは、最初はもちろん、希望の森公園、梁川城跡の本丸や三の丸、広瀬川沿い、八幡神社。それらは、私も行ったことがあるため、再度忘れていないかの確認だった。

「そういえば」と教えてくれたのが、「昔、おじいちゃんが植樹した桜があったね」だった。

「え?なになに!?初めて聞いた!!」

その場所は足駄木という場所にあるという。早速、家にある梁川町の地図を母が取り出し、私はスマホでGoogleMapをひらき、確認する。「この辺かなぁ」と確定するのは難しかったが、行けば分かるさ!で、すぐに向かってみた。

梁川の中心部と白根を結ぶ県道102号線。白根に向かっていって、あの辺りを右に曲がる。このあたりの景色はなんとなく記憶にあったので、通ればだいたい分かった。

右折し、やや細い道を登っていくと、桜が植樹されている。やながわ希望の森公園や梁川城跡に比べると、開花は遅いが桜がたくさん植樹されているのははっきりと分かった。

しばらく進むと、少し広いところに石碑が。

記念碑。「北足駄木林道の桜並木を育てる会」と書かれている。

「あゆみ」には、桜並木を植樹した経緯が書かれており、ここの林道は昭和59年に開設されたとなっていて、桜が植樹されたのも同時期。植樹されてから20年後に記念碑が建立された。

「今ここに20年の節目にあたり、先人達の意志と労苦を偲乍ら、この桜並木が末永く皆に愛され続けられん事を願って、この碑を建立する」

平成16年にこの碑が建立されているので、今から13年前。13年前から20年前に植樹されたので、33年前になる。

「先人達の意志と労苦」。先人達とは、祖父であり、当時の地元住民の方々や賛同された方々の皆さんのこと。石碑の裏に回ってみると、たくさんの方々の名前が掲載されている。その中に祖父の名前も確認できた。また、父の名前もあった。

植樹されて33年後、祖父達が植樹した桜が孫の世代に姿を見せてくれている。「よく来てくれたね」と天国の祖父が語りかけてくれているような気がした。静かな場所でしばらく佇んでいた。「遅くなりました。」。

毎年必ず訪れたい桜がもう一つ増えた。ここはまた想いが全然違う場所に今後なっていくでしょう。

「おじいちゃん、毎年、見にきますね。」

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斎藤慎也
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