伊達市梁川町にある伊達政宗公の初陣祈願場所である梁川八幡神社に行ってきました。
写真撮ってきましたので、説明をつけてご紹介します。
参道入り口です。
参道入り口の左側にある図。(左:梁川八幡神社、右:伊達市全体図)
参道を進んでいくと門が見えてきます。
「八幡宮」と書かれています。
門の先の右側に「政宗さとしの桜」があります。
天正十年(1582)四月一日独眼竜政宗は、初陣の祈願を終え、八幡神社の境内の桜の花の下に駒を繋ぎ急速している折、伊達勢の侍大将で四十才を過ぎた立花外記が、政宗に暇をとりたいと申し出る。理由は「わが生涯に春を楽しむ日はかつてなかった。戦で地獄のようなあけくれ、これに気付くと膝が震える。このような気持ちでは軍勢の士気にさわる。」と云うのである。
政宗は外記の心情を思い、深く頷いた。矢立てをとって軍扇に一首の古歌
春霞立つを見捨てて行く雁は、花なき里にすみやならえる
をしたためた。これを形見として遣わし「自分はほんとうの春を迎えるために戦をしようとしている。」ことを伝えたあたりは気の遠くなるような春の底ハラハラと桜が散っていた。
外記は、わが身のことのみを考えていたことを恥じて自害しようとした。政宗はそれをおしとどめ「切腹させる程ならなんで暇などやろう。死ぬならば共に参れ。」と諭し、外記と共に駒をすすめていった。
政宗十六才の春です。
参道です。タイムスリップしたような景色です。
奥に建物が見えてきます。
拝殿までもう少し。
拝殿到着です。
拝殿右上の絵。絵左上に「明治」という文字が見えます。
同じく拝殿内の右上の絵。こちらはいつの絵も書かれていません。武士が描かれています。
拝殿に向かって左側に「政宗初陣祈願」の説明文があります。下記です。
政宗誕生の永禄十年(1587)父輝宗は、桑折西山から亀岡八幡を梁川に奉還し、梁川八幡と合祀し再建する。
天正十年(1582年)四月一日、十六才になった政宗は父輝宗とともに梁川八幡に初陣の祈願を行い伊達家累代の悲願であった仙道制覇の夢を託した。祈願を終えた政宗は相馬氏攻略のため阿武隈川を下り金津へと兵をすすめて行く四月二十六日金津を陥し入れ、ついで丸森城を、六月三日には破竹の勢いで金山城を攻めこれを陥落させた。伊達政宗が指揮する軍勢は意気まさに天をつくの感があったのである。
その六月三日の前日織田信長が明智光秀のために本能寺において命を奪われ世は大混乱に陥っている時であった。
六年後、天正十六年五月政宗は再び戦勝のお礼詣りをする。
拝殿に向かって右上に弓矢がありました。説明が書かれていなかったので分かりません。なんでしょうか。
本殿
政宗公の正室愛姫様の受渡し場所もすぐ近くにあります。拝殿に向かって左側に看板があります。
矢印の方向に曲がってすぐの道。
進んでいくと右側に看板が見えてきます。
「政宗嫁とり」看板。内容は下記。
天正七(1579)十一月二十八日米沢城にいる伊達輝宗の使いにより、重臣遠藤基信は、二百の兵を従えて政宗の嫁になる三春藩の田村清顕の一人娘愛姫(めごひめ)輿を、この地まで出迎えた。まだ根雪は降っていなかったが、四方の山々はまっ白だったし、田畑や森影は消え残った雪でまだらであった。
田村家の侍大将、向舘内匠は、護衛の侍・侍女を従えやって来た。十一才になる花嫁は輿の中で寒さに小さく震えていた。遠藤基信は向舘内匠の労を丁重にねぎらい、附近の小舘に案内し酒をふるまった。
両家の侍大将はお家繁昌を、水晶の数珠に託して連歌をとり交わした。
水晶の玉のようなる子をもって(向舘内匠・田村家)
末繁昌と祈るこの数珠(遠藤基信・伊達家)
花嫁の輿を受けた遠藤基信と護衛の侍は、小坂峠を越え花婿、伊達政宗のいる米沢城へと急いだ。
時に政宗十三才であった。
看板後ろの景色。米沢城はこの方向。
帰り道
梁川町指定文化財第九号 の案内
石畳
参道入り口の駐車場。右側に線がひかれている11台分。左側、線がひかれていない場所にもスペースあるので、車を置くスペースは十分にある。最近工事されました。
梁川町は大変歴史のある町です。城下町です。このような梁川・福島の歴史ある場所、定期的に紹介していきたいと思います。
ぜひ梁川にいらしてください。
<地図>最寄り駅は阿武隈急行線の「やながわ希望の森公園前」駅です。
山岡 荘八「伊達政宗」
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